徳田 英和

Profile
1969年 愛知県名古屋市生まれ
1991年 名城大学理工学部建築学科卒業
1992年 石田信男設計事務所
2002年 OM研究所
2004年 徳田英和設計事務所を設立
2004~2009年 永田昌民/N設計室と共働

受賞・雑誌掲載

2014年 「河津の家」にてOMソーラー建築デザイン賞 2014伊礼智賞を受賞
2016年 「和らぎの家(稲口町の家1&2)」にて パッシブデザインコンペ 2016特別賞を受賞
著書  読んで楽しい家づくりの なるほどディテール。 (島田貴史・徳田英和共著 オーム社・2016年)
掲載誌 住宅建築、チルチンびと、日経アーキテクチュア、 建築ジャーナル

コンセプト

修業時代から今に至るまで、30年以上風や熱の動き、日射の変化を意識したパッシブデザインを心掛けて家づくりをしてきました。建築の間取りや寸法と、温熱環境や設備をリンクしながら考え、住まい手にとって気持ちいい居場所を作っていきたいと考えています。

  

作品集

所在地 :愛知県春日井市
構造   :木造 地上2階
家族構成 :夫婦+子供2人
敷地面積 :126.59㎡
延床面積 :115.32㎡
撮影   :そあスタジオ

「ごはんを食べ終わったら、そのまま床に寝転んでテレビを観られるような、くつろげる家にしてほしい」そんな要望から設計は始まりました。
そこで、キッチン一体型の掘りごたつ式ダイニングテーブルを中心としたワンルームの空間を提案。
キッチン側の床は階段3段分下げ、食事をつくる奥さんが広間の子どもたちと視線を合わせられるようにしました。
床に座ったときちょうどよい高さに感じるよう天井は低めにしていますが、窓やドアを天井いっぱいにして、低さを感じさせないよう配慮。むしろそのことで、広間がデッキテラスを通して庭まで連続しているように感じるようことを意図しています。

所在地 :大阪府茨木市
構造   :木造 地上2階
家族構成 :夫婦+子供2人
敷地面積 :165.56㎡
延床面積 :79.50㎡

夜勤もあるご主人が昼間でも落ち着いて寝られるよう寝室は半地下に設置。玄関から半階分ずつスキップしながら、中2階のリビングダイニングと2階の子供室がナナメに連続するおおらかな一室空間となっています。
小さな家でありながら、バイクやアウトドア用品を収納する土間、将来4帖半ずつに区切れる子供室、室内物干し場、キッチンには食品庫を設けるなど、生活に必要な機能をしっかり盛り込むことができました。
屋上の物見台にのぼると、周囲の瓦屋根、神社の樹々、川の土手、はるか遠くにあべのハルカスも臨むことができます。
所在地 :神奈川県小田原市
構造  :木造 地上2階
家族構成:夫婦+子供1人
敷地面積:157.43㎡
延床面積:120.89㎡
撮影  :安川千秋

築33年の木造住宅をリノベーション。外装は、屋根には手を入れず、外壁は塗り替えのみ、1階内装は水回りを含めて全面改装、2階内装は施主施工としました。
1階のリビングは、南側隣家が間近にせまり庭がないので、窓から少し引いたところにあえて壁をつくって開口をあけ、インナーテラスのような空間を設けました。
この空間を外装と同じ表現にすることで、あたかも庭があるように近隣とのほどよい距離感をつくり、リビングに落ち着きをもたらすことを期待しました。